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まずは下の画像をご覧下さい。
画像1は最近多くのペットショップやネットショップで見かけるパグの子犬をシルエットにしたものです。対して画像2は実際に当店でご紹介したパグ本来の子犬です。

あきらかに体の作りが違いますよね。

もしかしたら1を見慣れた方にとっては2の方が肥満していると思われるかもしれません。
でも、実際にはひ弱なパグを買ったが為に

・成長していくうちに足の骨が変形して歩行困難になった。
・生まれつき胃腸が弱く体力が無い。
・極度なアレルギー体質となり、とてもまともに見られない体になった。

というような事例が頻発しているのです。

ドッグショーなどに行かれると分かりますが、どのパグちゃんもガッチリ骨太体型です。そういった本来のパグを見慣れた者にとって、最近売られているヒョロヒョロのパグなんて、別の犬種のように思えてきます。


ではなぜこんな悲惨な状況になっているのでしょう?

職業的に大量に繁殖している人たちは、ひとつの犬舎に何十、何百という繁殖用のパグを飼育しています。
実際にパグを飼われた事のある方ならお分かりと思いますが、パグは人に対する依存度がかなり高い犬種です。八方美人ではなく、例えば家族の中でも奥さんだけとか、ご主人だけに異常に懐いているなんて事はよくある事なんですね。

つまり、人から受ける愛情に敏感な為に、逆にバカみたいにたくさん飼育すると精神的なストレスがどんどん蓄積していくのです。
40年近くパグを愛し続けている専門ブリーダーさんは言います。

「パグは愛情と手間ヒマを掛けてあげないと絶対にいい子を産んでくれない」

目安としては7~8匹までが限度と言われます。
単純に考えれば誰でも想像がつくと思いますが、常にケージに入れられ、養鶏場のブロイラーのように育てられて、心身ともに健康な子犬なんて生まれる訳がないという事です。


次に問題なのが、無知な交配による遺伝的な虚弱体質があげられます。
一時期「黒パグ」がブームになりました。本当にこのペット業界というのはモラルが低いと思うのですが、ある特定犬種が人気になると、猫も杓子も人気犬種の乱交配に走ります。

その結果、黒の血が濃いひ弱なパグが大量に生まれる事となりました。

パグ本来の原色はフォーンです。フォーンのラインを中心に、時々黒の血を入れるのがスタンダードなのですが、何代も黒ばかり掛け合わせるという無茶な交配が依然として残っているわけです。

これは黒パグだけでなく、フォーンにもかなりの影響が出ています。

同業者に嫌われる事を覚悟のうえで言います。まず、量販店や大きなペットショップはほぼ期待できません。
彼らは、すべてとは言いませんが、出所の分からないセリ市場やあまり感心しない繁殖屋さんから仕入れている場合がほとんどです。

ポイントとして、販売している子犬の生年月日表示を見てください。

「○月○日

と書かれていませんか?

出所が分からないので血統書が到着するまでは生年月日すら分からないのです。もちろん、両親犬がどんな犬なのか、将来はどんな子になるのか、先天性疾患のリスクなど、当たり前ですがまったく分かりません。

これも考えて見れば分かりますが、わが子のように愛情を込めて育てているブリーダーさんが、親心として不特定多数の人たちに見せ物にされて、しかもどんな人に飼われるか分からないショップに大事な子犬を出すはずがありません。

現に、私がお取引しているブリーダーさんは絶対にそのようなショップには子犬を出したくないと口を揃えて言われます。


ではどこで本来のパグを見つけるかなのですが・・・

ひとつの方法として、各地で開催されているドッグショーに行ってみるという事です。当然、ドッグショーに出ているからといってすべてが良いブリーダーとは限らないのですが、それなりにレベルの高い人たちが集まっているのは間違いありません。

まさか、直接その場で話しかけるのも勇気がいる事ですので、まずは本部席に行かれて「出陳目録」を購入されて下さい。インターナショナルクラスでも2千円ほどで販売してくれます。
で、そこに記載されているパグのブリーダー名をインターネットで検索すれば、もしかしたら電話番号ぐらい分かるかもしれません。

尚、ドッグショーの日程はジャパンケネルクラブのホームページへ掲載されていますので、出来る限り大きなショーに行ってみましょう。
仮に子犬に出会えなくても、良いパグを見ることで自然と目が肥えてきますので損は無いはずです。


次に、ドッグランや公園、ドッグカフェなどでがっちり健康そうなパグに出会ったら、恥を忍んで飼い主さんに聞いてみてください。

「すごくかわいいパグちゃんですね! どちらで買われましたか?」

あなたの熱意が伝わればきっといろいろと教えてくれると思いますよ。パグを飼っている人に悪い人はいませんから^^ (多分・・・)


でも、ブリーダーさんに声を掛けるにしても、飼い主さんに声をかけるにしても、なかなか勇気がいりますよね。

手前味噌で恐縮ですが、当店ではパグについてはかなりうるさいブリーダーさんの意見を聞きながらコロコロまるんちょのパグをご紹介しております。

ぜひ、一度ご相談くださいね!
健康でコロコロ、がっちりパグを産ませる為に、普段からブリーダーさんは親犬に愛情を掛けるというお話しをしました。

人間でもそうですが、親から愛情込めて育てられた人は、その子供が生まれた時も愛情をかけて育てるといいます。つまり、方法が分かっているという事ですね。

人と犬は多少違うかも知れませんが、でも、不思議と面倒見の良い母犬になります。
妊娠中はしっかりと栄養を摂らせて、適度に運動をさせて・・・ すると無理のない自然分娩となります。

私は以前、別の犬種なのですが出産のお手伝いをした事があります。
その時気づいたのですが、子犬が産まれるでしょう? その後、ブリーダーさんは1匹生まれるたびに「こんなにかわいい子が生まれたよ~」って母犬の目の前に持っていって見せているんですね。

で、なぜかと聞くと「こうしてあげると、母犬が我が子と自覚して、ちゃんと面倒を見るんです」
私はすごく感動して自慢げに他のブリーダーさんに言うと、結構ベテランの方は当たり前のようにされているんですよね。

でも、これって一緒になって産まれた事を喜んでないと出来ない行動ですよね。

そういった事もあって、しっかり豊富に母乳も出て、コロコロに生まれた子犬はさらにたくましく成長していくのです。


さて、前置きが長くなりました。

よく、都会の獣医さんや、無知なショップさんでは「肥満になると骨や関節に負担がかかるので、食事は与えすぎないで下さいね」なんて言ってますが、それは大きな間違いです。

生まれてから生後5~6ヶ月頃までは、とにかく子犬は食欲旺盛です。それは、パグとしての必要な骨格や筋肉を付けるために必要な成長期だからです。
しっかり食べさせてがっちりコロコロしたパグちゃんは、骨格や関節もしっかりしています。多少太ったぐらいで足腰に負担が出るような育て方をしているから、食事量をセーブしなければいけなくなるのです。

もっとも、そう考えると都会の獣医さんが言われる事もあながち間違いではありません。だって、ヒョロヒョロのパグばかり見ていると、やっぱり「食事をセーブしましょう」ってなりますよね。

ちなみに、変なおやつだとか缶詰だとかを大量に与えない限り、フードをいくら食べても変な太り方はしません。(粗悪な安物のフードは別ですよ)
ある程度成長して運動が入ってくると、ころんちょまるんちょしていた体型が、だんだん引き締まって、筋肉質の惚れ惚れとするパグちゃんになりますから。


ついでにアレルギー等について。
よくパグはアレルギー体質になると言われます。ただ、元々健康な子犬であれば、重篤な症状にはなりにくいと思います。もし、アレルギーが出たら以下の点に気を付けてみて下さい。

・食事・・・人間の食べ物や高脂肪なものを与えていないか?
→サーモン&ポテト、ラム&ライス等の低カロリーなフードに変えてみる。

・運動・・・家の中にずっと居っぱなし、あるいは散歩時間が短すぎないか?
→意外と知られてませんが、日光に当てる事、風に当てる事はすごく大事なんです。
昔の人は「海で泳げば治る」って言ってました。先人の知恵はバカになりません。

・過保護・・寒さに弱いからといって、常にヒーターの前で過ごさせていませんか?
→毛は必要な環境に応じて発達してきたもの。適度に暑さ寒さに慣れされる事は実は重要。
冬でも天気の良い日は外で過ごす時間を設けましょう!